氷砂糖とアールグレイ

落書きとか小説もどきとかその日語りでもそもそもそ。

夏なんで怖い話でも。~藍方石のターン~

タイトルのとおり。うちの神様たちが怪談大会をするようです。まじエセホラー。

 

 

…え、あっしのターンッスか。はあ、特にあまり…あ、

いや、多分怖くも面白くもないッスよ…?え、それでもいいから話せと、じゃあ…。

 

これは、あっしと紅玉がまだあのクソ野郎どもと一緒にいた時の話ッス。

そん時はすっげえ雨降ってて…蒼星殿の影響じゃないんスね。どしゃ降りだったんスよ。

ざあざあ煩くて、クソ野郎どももイライラしてたんだろうな。あっしと紅玉にあたるんスよ。ああもう思い出しただけでむかつく…。

スンマセン、話それました。んでしばらく雨宿りしてたんス。そしたら女の人がふらふら歩いてきたんス。傘さしてないから当然ずぶ濡れで、でもそんなの気にしないでこっちにきたんスよ。

クソ野郎どもも気味悪く思ったんでしょうね、荷物まとめてここから行こうとしてたんスよ。まあ当然ッスよね。あっしも薄気味悪かったし。

そしたらさ、その女があっしらに言ったんス。

「私の子供知りませんか」って。

あっしも紅玉もクソ野郎どもも知るわけないし、気味悪かったから、そのまま行こうとしたんス。そしたらさ、女の人がクソ野郎にしがみついて「私の子供知りませんか私の子供知りませんか私の子供知りませんか私の子供知りませんか私の子供知りませんか私の子供知りませんか」って。

…そのあとはあっしと紅玉は玉の中に入れられて、玉の壁越しにしか見えなかったけど。

その女の人、か お が な い ん ス よ 。

焦げた感じで。怖いというより気持ち悪くて。そのあと玉から出されて空飛べって言われて。…ぽんって、身体叩かれたんスよ。振り向いたら、あの女の人みたいに真っ黒に焦げたような顔の男の子がいて。

 

「僕を殺したお母さんはどこですか」

 

夏なんで怖い話でも。~藍方石のターン~

 

 

というエセホラー。もう少し続きます。

さすがにオリは無理なんで次からは怖い話をパロります←