氷砂糖とアールグレイ

落書きとか小説もどきとかその日語りでもそもそもそ。

よし行こう。

人の世界に来たばかりの緋月。

 

 

 

「ふあ…ぁ」

くああ、と欠伸をし目をこする。そこは緋月の知らない世界だった。

「おぉ…ここが、聖域のそと」

きらきらと子供のように目を輝かせきょろきょろとあたりを見回す緋月はごろりと草原に寝転んだ。

「いーにおい」

くすくすと笑い青く抜けるような空を見る。

「まず、そうひに会いに行って、色んなところ見に行こう。某楽しみだよ」

着物の裾から真っ赤な唐辛子を取り出すとかぷりと齧りつく。びりびりと舌を焼くような辛さにくっと目をつぶる。緋月はこの瞬間が大好きなのである。

「…んー?」

向こうの方から何か声が聞こえた。

「…よし、計画変更。まずあっち行こう」

よし行こう。

(なんだか楽しそうなきがする!)

 

 

そしてこのあとバンビーナさんに出会います。