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氷砂糖とアールグレイ

落書きとか小説もどきとかその日語りでもそもそもそ。

オカン属性乙メンを尾行せよ!

小説もどき ポケ擬

乙メン謙哉とその他の奴ら

 

 

「謙哉さんが何かおかしい」

恭也がポツリと言った言葉が仕事になった。

『謙哉を観察しよう☆』

 

「…特に変わったとこはないですね」

「恭也君の勘違い、ですかねぇ」

買い物に出かけた謙哉を尾行しているのは司郎と慶。二人の視線の先の謙哉はいつもどおりに買い物をしているように見える。

「さっさと帰りましょう兄さん。清市さんにはいつも通りって言っておけばいいでしょう」

「んー、そうですねえ。お腹もすいてきたし…ぃ!?」

慶が目を見開き謙哉を凝視する。不審に思った司郎がちらりと謙哉を見、慶と同じ反応をした。

視線の先の謙哉は一人の少女と話しているのだが。

頬はうっすらと染まり、まるで恋をしている少女のような表情をしていた。

「な、なななななな…!?」

「あ、あれはいったいどういう状況なんでしょうか…!?」

色恋沙汰に疎い双子は母のような存在の知らない顔にただうろたえるだけであった。

「ど、どうしましょ!どうしましょう司郎…!」

「い、痛いっ!兄さん痛い耳引っ張らないでくださいぃっ!」

ぐいぐいと慶がふわふわした司郎の耳を引っ張る。司郎は涙目になりながら抗議する。その間に謙哉は少女と話し終えたのか買い物に戻っていた。

「…とりあえず、帰りましょうか…」

「…はい…」

 

「つまり、謙哉が知らない女の子と話してて、頬染めてたの?」

「はい」

帰ると鳳が「おかえりー」とビスケットを齧っていた。謙哉のことを話すとこてんと首を倒した。

「ホントに謙哉なのー?人違いじゃないー?」

「あれは先輩ですよ。垂れ耳のサンダースなんて先輩しかいないでしょう」

「ただいま」

がちゃ、とマイバッグをもった謙哉が帰ってきた。三人の目が謙哉に集まる。謙哉はびくりと肩をゆらした。

「謙哉さん!あの子は誰なんですか!?」

「あ、あの子?」

「ほら、あのラプラスの!」

「え、え!なんでお前等が知ってんだよ!?」

ぼっと謙哉の頬が染まった。視線は床におち、まさに恋をした少女のようであった。

「…ほんとだ」

ぽつりと鳳が呟いた。

オカン属性乙メンを尾行せよ!

(トゥン哉が誕生しました!)

 

 

ツイッターで生まれたスプラちゃんの前、スプラちゃんの話題になると出てくる謙哉、トゥン哉の話でした!