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氷砂糖とアールグレイ

落書きとか小説もどきとかその日語りでもそもそもそ。

絶望に塗りつぶされた世界

If。三年後練ってたらこうなった

 

 

 

「あっはははははは!どうだ、私の勝ちだ!なぁ、そうだろう、コウ?」

瓦礫だらけのかつて聖域と呼ばれた場所で、勝ち誇った声をあげるのはかつてここで神として存在した男、ハルトであった。ハルトは後ろでかたかたと震える青年に声をかけた。

「…やだ、やめて、やめてよ参謀…こんなことしても、なんもなんない…やだ、ひろ、ひろ…」

「こんなこと?最初から最終目的はこれだ!ようやくここまで来た!それに、邪魔する奴等ももういない!」

狂ったような笑い声が響く。コウはぐずぐずと泣きながら愛しい人の名を呼び続けていた。

 

「…?」

誰もいなくなった教会の椅子に座りぼうっと虚空を見つめていたガロットは響いた靴音に振り向いた。そこには彼と瓜二つの男が立っていた。

「こん、にちは」

「…ん」

男、ファイルンは近くの椅子に腰を下ろす。ガロットは暫く何かを考えていたが、息をつくとファイルンのもとへ足を進めた。

「さすがの警察も神の前では歯が立たない、か」

「……」

答えは帰ってこないが噛みしめられた唇が肯定だと答えていた。

「…」

ガロットはファイルンの頬に触れた。ファイルンは不思議そうな顔でガロットを見た。

「…いいか、この状況を打破できる方法が一つだけある。これは、神のまがい物の私達にしかできない。だが、代償は大きい。それでも…」

やるか、という問いにファイルンは大きくうなずいた。

 

絶望に塗りつぶされた世界

(たった一粒の希望)

 

こんな。

ファイルンとガロットは自分等を犠牲にしてーみたいな。

それでも世界の崩壊が止まるだけでハルトのせいで死んだ人は生き返らないしで誰も幸せにならない。