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氷砂糖とアールグレイ

落書きとか小説もどきとかその日語りでもそもそもそ。

たべたい、食べたい。

「大好き、大好きだからあなたをたべたくてしかたがない」(いやだ、食べたくない、あなたをたべたくない)

If。イベルタルが「破壊」で大食らい(違う)ならうちの署長も精神の奥底にはこういう本能があるのかなって。少しグロ注意。

 

 

 

暗い部屋。そこは慣れ親しんだ彼の部屋のはずなのに、どこか違うような。

少女は足を踏み入れた。瞬間、黒い影が少女を襲った。

紙が舞った。それは彼の仲間に綴った「謝罪」であり、少女に対する「警告」だった。

 

『最近お腹が空きます。いつもの量じゃ足りないです。この間こっそりリィエルちゃんのドーナツ食べました。ごめんなさい。それでも足りないのです。お腹空きました。窓に小鳥がいます。いつもえさをあげてる、かわいい小鳥。手を伸ばせば手に乗ってくれます。口に入れました。噛みました。ぶちゃって音がしました。おいしい、おいしい。

ごめんなさい、私は化け物になったみたいです。だって、あのあじがわすれられない。たべたくてしかたがない。

にげて、もしここにきたのなら、なにもせずににげて、そして、もうこないで、たべたくない、あなたを、たべたくない、にげて、ちぃこさん』

 

 

ふーふーという荒い呼吸。のしかかる彼の瞳はいつものあたたかいオレンジではなく冷たい水色。少女の手首を砕くように握る。彼の歯が少女の喉元に向かった。

それでも、少女は彼を見ていた。

 

 

ぐちゃり。

 

 

 

 

 たべたい、食べたい。

(かなしいしょくじ)