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氷砂糖とアールグレイ

落書きとか小説もどきとかその日語りでもそもそもそ。

自己再生系男子の出会い

クオちゃんのにリンクしてたり。ステラがとある山に行ったそうです。

 

 

 

「あああ…」

ざくざくと落ち葉を踏みしめながら一人の青年、ステラが歩いていた。がしがしと乱暴に髪を掻き毟り呻く。

「せっかくのフリーだったのに…うまいもんでも食べに行こうと思ったのに…」

ぶつぶつとここにはいない同業者に恨みを連ねるが気は全く晴れない。ステラは足元の落ち葉を蹴飛ばした。綺麗に紅葉した葉がひらひらと舞った。

「今頃あいつら焼きいも食ってんだろーなぁ…」

家を出るときに大量のさつまいもを抱えたフリージアが浮かぶ。アレスとフリージアがいたからきっと自分のぶんは一本くらい残っているだろう。だが焼き立てが食べたかった、とステラは思った。

ステラがこんな山奥にきているのはとある依頼のためであった。

「…魚がいなくなった、ねぇ」

ステラ自身、ただごとではないと思っているのだが久しぶりの休日を潰された恨みの方が強かった。

「…んぉ?」

足をとめたステラの目の前には洞穴があった。大き目の洞穴は熊が冬眠するために使うものだ。

「…食いしんぼうの熊でもでたか?」

熊なのだったらおりてくるとまずい。人を襲ったら大騒ぎになってしまう。とりあえず、とステラは洞穴に入った。

「…いない?熊じゃねぇの?」

予想に反して熊はおらず、かわりに大量の草が置かれていた。

「すげぇ、これ全部草?誰がつく…」

ステラが草を眺めているとがさ、と草が動き、隙間からくりっとした目が覗いた。

「…え」

目はステラを見ると大きく見開き、また草に隠れてしまった。

「…人?」

 

自己再生系男子の出会い

(え、人?熊じゃない?え、え?)

 

 

とな。

焼きいもは今一番食べたいものです()