読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

氷砂糖とアールグレイ

落書きとか小説もどきとかその日語りでもそもそもそ。

本能の調べ物

ただシュリーヴンが調べ物してるだけ

 

 

 

かたかたとキーを叩く音だけが無音の空間に響いた。パソコンを使っているのはシュリーヴンで現在時刻は午前二時を回っている。

仲間達はまだ帰ってこず、署内にはシュリーヴン一人だけである。こっそり使うかたちになってしまうが履歴を消して素直に謝ればきっと許してくれるだろう…きっと。

「えーと、事件とかの名前いれて検索…だっけ」

ここの部屋のパソコンは特殊で、検索欄に事件名を打ちこみ検索をかけるとその事件についてまとめたものが閲覧できるという、過去の事件を調べるときに役立つものである。

ローマ字表をちらちら見ながら先程みたファイルの題名を入力する。検索をかければ一件ヒットした。シュリーヴンが求めていた事件の詳細だった。

そこにまとめられていたものはシュリーヴンの予想を超えたものだった。

「…被害者の友人と恋人が、富豪に被害者を売買し、多額の金を貰い今も逃走中、?」

震える声で文を読み上げればむかむかと黒い感情がこみ上げる。

ぐっと拳を握りしめおそらく今ものうのうと生きている「友人」と「恋人」に強い恨みを抱いた。

(誰かを犠牲にしてまで快感を得たいのか、昔からそうだ、あいつも、あいつも、あの男も)

「シュリーヴン?」

遠い昔の出来事がフラッシュバックしかけたとき不意に声をかけられた。はっとして入口の方を見ればファイルンが立っていた。

「ファイ」

「何か調べ物でも?カドゥタには言っておくのでゆっくり…」

「いや、いい!ごめん勝手に使って!」

パソコンの電源を落とし横を走り去る。そのまま自室へ飛び込みベッドにもぐりこむ。消えたはずの空腹が何故か蘇りぐうう、と唸る。とおい昔のあの出来事が蘇り本能が暴れだす。

(…あの時、俺、「友人」と「恋人」を、食ってやろうと思った?)

昔、愛したポケモンの為に自分を使ったあの男が何故かふと浮かんだ。

 

本能の調べ物

(これじゃあ俺はやっぱり化け物じゃないか)

 

 

AZさんの話はもうああああああってなった…。

フラエッテと再会できた時は「あああああああお幸せにいいいいい!!」と叫んだ俺です()

シュリーヴンの言ってる男はもちのろんでAZさんです()