喉が擦り切れて、血がにじんでも
リジーのはなし
※注意※
・オリキャラ物語
・もしかしたら人によっては不快になるかも
…OK?
鏡に映った己を見つめる。
傷だらけの体、ほどよく筋肉のついた体、タトゥー。
「…年相応、じゃないよねぇ…」
へらり、と傷のついた顔が笑う。
ああ、自分は何をやっているのだろう?銃を持って人を殺して。
何故血に塗れた自分が生きているのだろう?
「…痛い、」
腕に爪をたてる。ぎりぎりと力をこめ皮膚に食いこませる。
「痛い、痛い、痛いよ…」
腕からは血が流れ、噛みしめた唇からも一筋血が流れる。いつの間にか、涙まで流れていた。
「…おかぁさん、おとぉさん…」
いない人を呼び続ける自分はなんて滑稽なのだろうか。
「………ひとりは、いやだよ………」
喉が擦り切れて、血がにじんでも
俺は孤独を叫び続けるのだろう。
end
多分遊んだりしてる同い年の子とか見た後のリジー。
こんなだけどリジーはまだ子供。甘えたいざかりなのです。