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氷砂糖とアールグレイ

落書きとか小説もどきとかその日語りでもそもそもそ。

どうあがいても

SIRENのパロみたいな。

 

「…あ、パンクしてる」

空気の抜けたタイヤをさすり、その場にバイクを放置する。

彼、菠月はこの夏休みをつかい一人旅でも、とバイクを飛ばしていたのだが。

「ちぇー、獣道バイクで走るんじゃなかった…」

がさがさと草をかき分け奥へと進む。山の中、とりあえず人に会って出口を探さなければ。

「…ん?」

物音が聞こえた気がして崖の下を覗き込む。そこには何人かの人が集まり、何かをしていた。その目が一斉に菠月へ向いた。

「…ひっ!?」

幾つかの目の中に狂気めいたものを感じで必死にその場から離れた。夢中で走ると一人の警官に出会った。

「…あっ!あのっ、ここから―」

くるりと振り向いた警官の顔はぞっとするくらい青かった。

ぼそぼそと何かを呟いている警官はすっと腰に手をやった。その手に握られたのは―拳銃。

「……え」

 

 

「了解、射殺します」

 

 

どうあがいても

(絶望しかない)

 

やってみたかっただけ。SDKポジな菠月。美耶子様ポジは梓くん希望←