氷砂糖とアールグレイ

落書きとか小説もどきとかその日語りでもそもそもそ。

こもれび。

エレンが散歩に行ったようです。

 

 

散歩の途中で見つけた森。すごくすごく、なつかしかった。

「う、わあ…!すっげえきれい!」

入れば柔らかい光が木々の隙間から差し込み優しく地面を照らしていた。その光景は、もう見ることのできない故郷の森を思い出させた。

「あっすーにも、教えよっと!」

さらさらと葉がこすれる音がする。その心地よさに目を閉じ地面に寝転がる。若葉の匂いが鼻をくすぐり、なつかしさに目の奥が熱くなる。じわりと滲んできたものを乱暴に拭うと誰かの気配を感じた。

「…誰?」

そっと葉をかき分け、気配の元へ向かう。茂みのかげから幼馴染と同じ耳が見えた。

「あっすー?あっすーなの?」

ぽん、と頭に手を置く。返ってきたのは、「…何?」という、不機嫌そうな声。

「…あれ?」

こもれび。

(あいつのオレへの第一印象、サイアク。)

 

常盤君とエレンの出会い的なの妄想したらこうなった←

このあとエレンは毎日この森に通って常盤君来るかな来るかなやってます