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氷砂糖とアールグレイ

落書きとか小説もどきとかその日語りでもそもそもそ。

Schäm dich!

ツイッターでリクされたもの。時期系列的にはアンリマユちゃんが万屋に来たばかりの頃。大体通常運転の万屋。

 

 

わやわやと騒がしい音の中にずず、とコーヒーを啜る音が混じる。

「んーっ、おはようステラ、ジンー…」

「ん」

ジンと呼ばれた男が呼びかけた男に短く返す。ステラと呼ばれた男は耳に入っていないかのようにじっととある方向を凝視している。

「ちょっとお、ステラ。無視ってどういうことよ?あいさつはちゃんとしなさいって言ってるでしょう?」

「うるせえラナン。オレは今真面目に考えているんだ」

ラナンと呼ばれた男―ラナンキュラスは意味がわからないとでも言うように顔を顰めた。

「ほっとけ、どうせくだらないことだろ」

ジンがラナンキュラスに向かってそう言うと勢いよくステラが二人に向き直る。

「くだらなくねぇ!くだらなくなんかねーよ!いいか!!オレはずっと思っていたんだ!!」

「何をよ?」

「アイツの服装だよ!!」

叫びながら指差した方を見ればそこには赤い髪の少女。

「…アンリちゃん?」

「おう、アイツの服装の事だ」

アンリ―アンリマユというのはラナンキュラス達が一緒に暮らしている少女で、つい最近ステラが連れてきたのである。

「アイツの服装はミニワンピっぽいがオレには布切れにしか見えねえ。しかもだ!ちょっと屈むと見えそうになるんだぜ!?更に問題なのは本人がそれを解っていねえってことだ!これは大問題だ!!な、そうだろ、なぁ!?」

息を荒げるステラが二人に同意を求めれば心底軽蔑した、という視線が返ってくる。しかしステラはそれに気付かずにアンリマユに声をかける。

「おーいアンリマユ!ちょっとこっちぶぎゃっっ!!」

ステラの後頭部をジンが思い切り殴り飛ばす。潰れたような悲鳴をあげたステラは机に顔面を叩きつけた。

「…?どうしたの?」

「何でもないのよ、アンリちゃん」

「…そう、?」

「ええ、あ、そうだ。今日アンリちゃんのお洋服買いにいきましょ?」

 

Schäm dich!

(…ジン、大丈夫?)

(…おう)

 

 

 

かなりお待たせした感が否めないですクオちゃんお待たせしました…!

タイトルの意味は「恥を知れ!」