まどろみ
死の淵にいるスレルーグ
…あ、あいつだ。
何泣いてんだよ、あんたらしくないじゃんか。…ほら、これ使いなよ。……ああもう目真っ赤じゃん。擦っちゃだめ。
…あ、それ、シガに頼んでおいた手紙。受け取ってくれたんだ。ありがとね。
なに、それ読んで泣いてんの?は、ざまーみろ。
そこにかいてあること全部ウチの本音だよばーか。…ばーかばーか。
…なんだよ、なんだよなんだよ。今さら愛してたとかいうなよばーか。なんでだよ。なんでいまいうんだよ。ああもう泣きそう。
あ、でも、なんだろ、うれしいし、かなしいな。
…ねえ、アンタはさ、もしまたウチと出会ったら、また愛してくれるのかな。
まどろみ
(ウチは、アンタがどんな姿になっても愛すよ。)
幽体離脱的な。