氷砂糖とアールグレイ

落書きとか小説もどきとかその日語りでもそもそもそ。

我らの苦労は絶えません。

翠陽が手のりサイズになったようです。

 

 

 

「シャビ姉翠陽がちっさくなったのだよ」

「ごめんちょっと理解のための時間をちょうだい」

 

「うっわ、ほんとちいさ。ちっさ」

「それ以上いったら刺すぞ」

ティーカップのなかには何故か小さくなった翠陽が入っている。それはまるで人形のようでシャルビーネはうりうりと頬を突っついて遊んでいた。

「なんでこんなことになったのよ翠陽」

「塔の入り口に置いてあったビスケット食ったらこうなった」

「拾い食いすんなよ」

野良猫掴みで持ち上げられた翠陽の口のまわりにはビスケットのカスがついている。頭がいいのか悪いのかわからない龍を見て久しぶりに頭が痛くなった。

「あたしじゃ手に負えないそうだ騎士君にまかせましょ」

「やめろよ俺は人形じゃねえんだぞ」

我らの苦労は絶えません。

(まあそれでも充実してるけどね)

 

 

ということでおそらくクロ○コ便でクオーレさんの元に手のり翠陽が贈られることでしょう