自己再生系男子の初対面
甘栗食べたい。ステラの話
ああ、あいつのすみかだ。
洞穴の奥にうっすら緑が見える。
「…いんのかな…」
少し身を乗り出した時、ぐるぐると唸り声が響いた。ステラは一瞬戸惑ったが、とりあえず洞穴を窺った。
「…腹痛いのか?」
おかしな答えを出したステラは洞穴のなかに入ろうと一歩進んだ。その時だった。
「うおぁ!?」
毬がいくつも飛んできた。何個かむき出しの肩にぶつかりたらりと血が流れる感覚がする。まあ自身の再生能力で数分すれば跡かたもなく無くなるだろう。
「あ…あぶねあぶね…!」
だがぶつかり続けるのはいただけない。ステラは死角になるように移動し毬をやり過ごすことにした。
ごろごろとあたりが毬だらけになったとき、洞穴のなかの気配が動くのを感じた。ぬっと、洞穴からなにかがでてきた。
「…貞子?」
かなり失礼なことをステラは言ったがなにかには聞こえなかったらしい。そういえばジンはかなりビビってたな、と思いながらステラは無意識のうちに背後に回っていた。ほぼ本能であるから仕方ない。
くるりと、なにかが振りかえった。
一瞬見えた目は、あの日草の間から見えたあの目だった。
自己再生系男子の初対面
(あ、えーと…はじめまして?)
日曜念願の焼き芋食べましたがくっそでかいの一人で食ったんでくそ腹いっぱいです
お赤飯食べたいです。