氷砂糖とアールグレイ

落書きとか小説もどきとかその日語りでもそもそもそ。

24本の赤いバラの花言葉

【蒼サファにぴったりの花はバラ/赤(愛情・情熱)です。 http://shindanmaker.com/151727

サファイロスさんは花言葉知ってて蒼星は知らないはなし

 

 

「サイ!サイーっ!」

蒼星はいつもより上機嫌でサファイロスの元へ向かった。蒼星を知る者なら槍が降るのではないかと疑うくらい上機嫌だった。

「…む」

こちらに顔を向けてくれたことに蒼星の機嫌は一気に良くなる。前までは碌に話すらできなかったのである。おそらく蒼星でなくともうれしくなるだろう。

「あのなあのな!今日はサイにプレゼント持ってきたのだよ!」

「…なんだ、それは」

ちょっと待つのだよ、と蒼星はシャボンの中に保管しておいたものをサファイロスに差し出す。それは、24本の真っ赤なバラの花束だった。

サファイロスが驚いていると、にこにこと蒼星が話しかけてくる。

「フィオが手入れで切ったから、ってくれたのだよ!すっごくキレイでサイに似合うと思ったのだよ!」

「…お、おい、これはどういう意味なのだ」

とりあえず花束を受け取りサファイロスは蒼星に問いかける。蒼星はこてんと首をかしげた。

「さっき言ったとおりなのだよ。似合うと思ったからなのだよ」

「…そ、そうか」

不思議そうにサファイロスを見つめる蒼星は、バラの意味を知らなかった。

24本の赤いバラの花言葉

(24本は「いつも貴方が愛しい」、赤いバラは「愛情」)

 

蒼星はまったく知りませんの((

サファイロスさん似ない…!ごめんねクオちゃん!